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❹自溶性合金溶射

自溶性合金溶射とは

自溶性合金溶射は、溶射プロセスの一種で、自溶性(自己融着性)を持つ合金材料を使用して、基材表面にコーティングを形成する技術です。特に、溶射後に**再溶融(フュージング処理)**を行うことで、基材との強固な密着性と高密度なコーティング層を得ることが特徴です。
摩耗や腐食などの過酷な条件下で使用される部品の寿命を大幅に延ばすために、非常に効果的な技術です。特に耐摩耗性や耐食性が求められる産業機械やプラント設備で広く利用されています。

※自溶性合金とは?
  • 自溶性合金は、コバルト、ニッケル、鉄をベースに、ホウ素シリコンが含まれる合金です。
  • ホウ素やシリコンの効果で、低い融点と優れた溶接性が得られ、基材と化学的に結合します。
  • 高硬度や耐摩耗性、耐食性を有し、産業用途で広く活用されています。

自溶性合金溶射の特徴

  1. 強固な密着性
    再溶融によって基材とコーティングが化学的に結合し、剥がれにくい。
  2. 高密度コーティング
    溶射後の再溶融でピンホールや空隙を解消し、緻密なコーティング層を形成。
  3. 優れた耐摩耗性・耐食性
    ニッケル基やコバルト基合金は、過酷な環境での耐久性に優れる。
  4. 多様な基材に対応
    金属基材を中心に幅広い材料に適用可能。

■自溶性合金溶射の用途

  • 耐摩耗部品
 ポンプやバルブ、シリンダー、ローラーなど、摩耗が激しい部品の表面補強。
  • 耐食環境
 化学プラントや海洋設備の部品の腐食防止。
  • 修理・補修
 機械部品の摩耗部分や損傷箇所を再生するための表面処理。
  • 高温環境での使用
 高温にさらされるタービン部品や燃焼機器部品の耐熱保護。

製品紹介

プランジャー
熱延水切ローラー
熱延用ピンチロール
熱延エプロンライナー
ローラー・軸
ロータリーフィーダー
温度計用保護管
高圧ドレンプラグ弁
グリップローラー
撹拌軸・羽
汚泥・水分離機部品
ダストブロワーライナー
CDQボイラー下部蒸発管
▼会社情報
株式会社共進サーフェーシング
〒739-2501
広島県東広島市黒瀬町小多田16番
TEL.0823-70-4123
FAX.0823-82-9050

▼事業内容
 1.各種生産設備(機械、装置類)
  への表面改質加工
  ※肉盛溶接・肉盛溶射
 2.各種ボイラーチューブ・パネル水管壁
   等(発電所、ゴミ焼却炉等)
   への表面改質加工
 3.各種溶接/補修/製缶/組立品/
   機械加工
 4.現地工事