動バランス調整が必要な理由
ローラー・シャフト補修後に動バランス調整が必要な理由
ローラーやシャフトは、溶射補修や肉盛溶接によって摩耗部を再生することができます。
しかし、補修後に注意したいのが回転バランスです。
ローラーやシャフトは、回転する部品である以上、わずかな重量の偏りでも振動の原因になることがあります。
特に高速回転する部品や、長尺ローラー、大径ローラーでは、補修後のバランス確認が重要になります。
溶射や肉盛溶接を行うと、部品表面に材料を追加します。その後、旋盤加工や研磨加工で仕上げますが、補修位置や肉盛量、加工量によっては、部品全体の重量バランスが変化することがあります。
バランスが悪いまま使用すると、次のようなトラブルにつながる可能性があります。
- 回転時の振動
- ベアリングの早期摩耗
- 異音の発生
- 設備全体への負荷増加
- 製品品質への影響
- モーターや軸受部への負担増加
特に、ローラーやファン、プーリー、インペラー、長尺シャフトなどは、補修後に動バランス調整を行うことで、より安心して再使用しやすくなります。
動バランス調整とは、回転体を実際に回転させ、重量の偏りを測定し、必要に応じて修正する作業です。削り取りやウェイト追加などによって、回転時の振動を抑えることを目的とします。
共進サーフェーシングでは、溶射補修や肉盛補修だけでなく、必要に応じて補修後のバランス調整まで対応しています。
補修だけで終わらず、使用時の安定性まで考えた対応ができることは、回転部品の補修において大きなメリットです。
ローラー、シャフト、プーリー、回転体部品の補修後に振動が心配な場合は、補修とあわせてバランス調整もご相談ください。


